oneplus8を楽天モバイルで使うためにはVoLTEが必須なんだけど、輸入版のoneplus8ではVoLTEが開放されていない。
oneplus8 proでVoLTEを開放し楽天モバイルで使える状態にするまでの手順をネット情報を当てにして設定するもうまくいかないパターンに陥った。
OnePlusシリーズは中国oppoが発売するスマホで、最先端の技術を追求しつつ独自のOxygenOSの使いやすさや価格の安さから高い人気がある。そしてその最新モデルである『OnePlus8 Pro』はOnePlusブランドのフラッグシップモデルである。
そんな『OnePlus8 Pro』を第の4キャリア(MNO)として参入し、魅力的なサービスを展開する楽天モバイルで使ってみたいが、OnePlus8 ProはVoLTEを隠しているため楽天モバイルには対応できない。
裏技的にVoLTEを開放することはできるが、手順が非常に煩雑で間違いを起こしやすい状況になっていた。
そこで今回、OnePlus 8 Proを楽天モバイルで使えるようにするために、Volteを開放する手順を解説してみた。
どのOnePlusシリーズでも同じ手順でVolte化できるはず。
2つのアプリをインストールし隠れているVoLTEボタンを表示させる
SIM設定の中に表示されるはずのVoLTEのON/OFFボタンが、oppoなどで輸入版スマホではVoLTEが開放されていないため表示されない。
そこでVoLTE設定のボタンの表示に使う『Log Kit app’s APK』をインストールする必要がある。
また、最新のOnePlusではEngineerモードへのアクセスも制限されているため、Engineerモードに入るための『Engineer mode apk』もインストールする必要がある。
「この種類のファイルはお使いの端末に悪影響を与える可能性があります」というメッセージが出て警告してくるが、OKする。
LOG TESTモードでの設定
Log Kit app’s APKをインストール後、電話アプリを開き「*#800#」を入力する。
*#800#
スクショは最後の#を押す前の状態。
事前にインストールしておいたアプリのうちどちらを立ち上げるか聞いてくるので、FactoryModeを選択すると警告画面が表示されるが無視してENTERを押して進めばLOG TESTモードに遷移する。
メニューからoneplus Logkitを押すと、『OnePlusLogKit』というアプリが立ち上がる。
OnePlusLogKitの画面から『Function Switch』へ進む。
『VoLTE switch』のチェックボタンをクリックしてマークを付ける。
その後、再起動が必要かと聞かれるのでRebootする。
ようやくSIM設定にVoLTE項目が出現しているのでONにする。
『設定 > Wi-Fi&インターネット > SIM&ネットワーク > SIM1』へ移動するとVoLTEの項目が現れているのでONにする。
エンジニアモードを起動
電話アプリで「*#801#」を押すとエンジニアモードに入る。
*#801#
『EngineerMode』を選択する。
メニューが現れるので、『Full-port switch』のみをONにする。上にある『Serial』に触れると次のスッテプであるPDCで躓くので、ONにするのはFull-port switchのみで慎重に行ってほしい。
PCとの通信回路を開く
初期設定ではPCからの通信を受け付けないようになっているで、設定変更をする(Diagモードで通信)。
『設定 > デバイス情報』と進み、
そこにある『ビルド番号』を7回クリックすると開発者オプションが開放される。
『開発者向けオプション』は『システム』設定の中に現れる。
開発者向けオプションの中の項目にある『USBデバッグ』をONにすることでUSBケーブルでPCと通信ができるようになる。
PCにQualcommドライバーをインストールする
OnePlus8に限らずQualcomm社製SoC採用スマホとPCとの接続するにはPC側にQualcommドライバー必要である。
Qualcommドライバーをダウンロード
これで準備完了なのでPCとUSBケーブルで接続する。通常はPCとスマホをUSBケーブルで接続すると充電モードだが、この時点ではファイル転送モードになっているかを確認しておくこと。
PCとUSBケーブルで接続すると、スマホ側にUSBデバッグで接続したがこのPCを信頼してよいかという認証が来るのでOKする。
QPST Flash toolをインストール
QPSTはQualcommからの流出ソフトであって、公式ソフトではないため失敗しても文句は言えない。ネットに広く普及しているバージョン2.7.460を使う。
QPSTのフォルダに入っている『PDC』アプリを開く。
アプリを開くと次のような画面になる。
Deviceのタブが最初は空白になっているが、しばらくするとプルダウンからQualcomm〜がでて来るので、それを選択する。
Oversea-Commercial DSを取り除く
下記のように各サービスの一覧が表示される。
まず項目を選択して、右クリックからメニュー表示し、Sub0とSub1をDeactivateします。すると表示がPendingに変わり、しばらくしてInactivateになる。機種によってはSub0のみがActiveの場合もあるようだ。
続いて項目を選択して、下のRemoveボタンを押し、項目ごと抹殺する!
このとき間違って他の項目を削除しないように注意!
『India-VoLTE_Vodafone』をActiveにする
India-VoLTE_Vodafoneという項目をActiveに変更します。さきほどと同じように項目を選択して、右クリック→SetSelectedConfigからSub0を選択して下のActivateボタンを押して起動させる。Sub1も同様にActiveにする。
ディスプレイ最上部の通知欄に『VoLTE』マークが表示されれば成功。
ここはoneplus8でも設定が違い、場合によってはVoLTEが開放されないことがある。
俺のoneplus8はIndia-VoLTE_VodafoneをActive設定することで、VoLTEが開放されたが、楽天モバイルの場合、『India-VoLTE_Vodafone』か『VoLTE-CU』かは人によって違うみたいだ。
もし、『India-VoLTE_Vodafone』をActiveにしてもVoLTEが開放されなかったら、『VoLTE-CU』で試してもらいたい。
某ちゃんねるから集めた情報をまとめると以下の通り。
楽天モバイル:VoLTE-CUかIndia-VoLTE_Vodafone
AU:VoLTE-CU
DOCOMO:spain_VoLTE_Vodafone
Softbank:India-VoLTE
楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT V )のAPN
oneplus8は楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT V )のAPNがプリセットされていないスマートフォンであった。
そのため、oneplus8を楽天モバイルで使用するにはAPNの設定が必要となる。
楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT V )のAPNの設定は以下のとおりで、紹介ページによってはAPNタイプに「dun」含まれていたりするが不要。
楽天モバイルのAPN設定
APN名: | [任意] |
APN: | rakuten.jp |
MCC: | 440 |
MNC: | 11 |
APNタイプ: | default,supl |
APNプロトコル: | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル: | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ: | IPv4/IPv6 |
APNの設定が完了するとアンテナピクトに上下の矢印が表示される。この状態となればVoLTEでの通信ができるようになってる。