ネットワークの概要(1章 )

ネットワークとは

ネットワーク(network)とは、日本語では「網」という意味の英単語です。一般的には、「網」そのものを指すこともあれば、ある複数の要素が相互に結びついて網状になったものを指すこともあります。
ITの分野では一般的に、複数のコンピュータや装置などが相互に接続されて、信号やデータなどの情報をやり取りできる網状の構造をコンピュータネットワーク、あるいは単にネットワークと呼んでいます。

ネットワークの構成要素

ネットワークを構成するには、以下のような装置や仕組みが必要となります。

コンピュータ
ネットワーク対応OS(NOS)がインストールされているもの。

NIC(Network Interface Card)
有線NICまたは無線NIC。

  • コンピュータをネットワークにつなぐための拡張部品をNIC(Network Interface Card)という。
  • LANカード、ネットワークアダプタ、ネットワークカードとも呼ばれる。
  • 有線LAN、特にイーサネットに対応するものが多い。

伝送媒体(ケーブル等)
銅線あるいは光ケーブル、または電波。

  • 2本のより合わせ × 4セットの計8本の芯線を使ったケーブルをツイストペアケーブルという。
  • 2本の 「より」 によってノイズの発生と影響を抑えられる、現在のLANで最も使用さているケーブル。
  • シールドのありなしでUPTケーブルSTPケーブルの2種類に分類される。
  • 伝送可能な距離(セグメント長)は約100メートル

コネクタ
利用するLANに対応したコネクタが必要。

  • ケーブルの先端に取り付けられている末端をコネクタという。
  • ツイストペアケーブルで一般に使用されている8芯コネクタがRJ-45コネクタ。多くのNIC、ネットワーク機器がRJ-45に対応している。

接続装置
HUB、スイッチングHUB、ルータなど。

プロトコル
利用用途に応じたプロトコルをインストールする。


  • 通信におけるルールのことをプロトコルと呼ぶ。
  • 送信側と受信側で同一のプロトコルでなければデータの疎通はうまくいかない。


  • その昔、各メーカーは自社製品同士でしか使用できないプロトコルスタックをそれぞれ作っていた。
  • 各メーカーのプロトコルスタックは互換性がなく、ネットワークを構築するには同一メーカーの機材を揃えるしかなかった。

ネットワークの種類

ネットワークは設置場所により、大きくLANとWANに分類できます。また、インターネットの仕組みを利用したネットワークとして、イントラネットとエクストラネットがあります。

LAN

LAN(ラン:Local Area Network)は、組織内や家庭内、同一建物内などの比較的狭い範囲で構築されるネットワークです。LANは利用者自身で敷設され、構築に必要な機器は利用者自身で入手する必要がありますが、構築したLANを使用する際の通信費用は支払う必要がありません。また、LANが通信不可になるなどトラブルが発生した場合は利用者自身で対応する必要があります。

WAN

WAN(ワン:Wide Area Network)は、拠点間や都市間などの物理的に離れた区間を接続するネットワークです。一般的に、通信事業者(キャリア)が提供する通信回線を契約して利用します。WANは通信事業者側で構築し、利用者はキャリアと回線の利用契約を結んで利用します。WANでトラブルが発生した場合は、通信事業者が対応します。

  • LAN(Local Area Network) は建物内、敷地内などの狭い範囲のネットワーク。自前で構築
  • WAN(Wide Area Network) は地理的に離れたLANとLANを結びつけることで構築する広い範囲のネットワーク。電気通信事業者(キャリア)がサービスを提供。

インターネット

インターネット(the Internet, internet)は、LANやWANを相互接続した世界規模のネットワークです。世界中のネットワークが相互接続され(ネットワークのネットワーク)、誰でも利用することが可能なオープンネットワークです。インターネットでは、TCP/IPプロトコルが事実上の標準(デファクトスタンダード)として利用されます。
インターネットに接続するには、インターネットとの接続点を施設内に持つISP(Internet Service Provider)と契約する必要があります。

  • インターネットプロバイダ(ISP:Internet Service Provider)と呼ばれる通信業者を介して構築される世界規模のネットワーク。
  • 世界中のネットワークをTCP/IPという技術で相互接続している。

イントラネット

イントラネット(intranet)は、インターネットの技術(TCP/IPプロトコル)を利用して構築された、会社内や組織内で利用するネットワークです。インターネットとは異なり、その会社や組織に所属する社員のみが利用します。ユーザは、WWWやメールなどインターネットで広く普及している技術を業務で活用することができます。そのため、業務システムやインターネットと連携したシステムを容易に構築できるのが特徴です。

エクストラネット

エクストラネット(extranet)は、インターネットの技術を利用して、複数の企業にあるネットワークを相互接続して、情報のやり取りができるようにしたネットワークです。同業種の企業やグループ企業などを相互接続することが多く、電子商取引(EC:Electronic Commerce)や、電子データ交換(EDI:Electronic Data Interchange)を利用するために構築されます。

  • インターネットの技術(TCP/IP)を用いて作られた社内ネットワークをイントラネットという。使用を現てされたアプリケーションや情報を共有することが可能。
  • イントラネットとイントラネットを結んだものをエクストラネットという。

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