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杉山三郎のテオティワカン発掘記!プロフィールとこれまでの研究は?SWITCHインタビュー達人達(たち)

大学教授 この記事は約 7 分で読めます。 583 Views

2017年4月8日のSWITCHインタビュー達人達(たち)に平岳大さんが登場しますね。

平岳大さんは昨年の大河ドラマ『真田丸』で悲劇の武将としてひと際注目を集め時の人となりました。
 
 
実はそんな平岳大さん考古学に興味を持っていて、古代の謎にひかれているそうですww

今回のSWITCHインタビュー達人達(たち)では、メキシコの遺跡調査で大発見をし注目を集めた杉山三郎教授に会いに大学の研究室を訪ねます。

番組内容は、「平岳大×杉山三郎」の対談となるのですが、

今回はそんな杉山三郎教授がどんな発見をされたの詳しく調べていきたいと思います。

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杉山三郎教授のプロフィール

【名前】:杉山 三郎(すぎやま さぶろう
【誕生年】:1952年
【職業】:日本の人類学者、考古学者、人類学博士

1952年 – 静岡県生まれ。
1974年 – 東京経済大学経済学部 卒業
1978年 – メキシコ国立人類学歴史学研究所 入所
1995年 – アリゾナ州立大学人類学部博士課程 修了 博士(人類学)号 授与
1999年 – 愛知県立大学 助教授就任 のちに教授を経る。
2009年 – 同大学大学院・国際文化研究科 特任教授 就任
引用:wikipedia

 
 

杉山三郎教授は、2009年2月10日NHK放送の
『プロフェッショナル 仕事の流儀・第109回「ロマンに生きても、いいじゃないか」』に出演されました。

番組では、世界屈指の古代遺跡メキシコの世界遺産「テオティワカン」の謎を解くことに執念を燃やし、支配者である「王の墓」を見つけようとしている杉山三郎教授の様子が伝えられます。

杉山三郎教授の著作には、

『計画都市テオティワカンの発祥とモニュメント : 月のピラミッド発掘資料の分析と解釈』
『中米古代国家の形成とイデオロギー : テオティワカン「月のピラミッド」発掘調査』
『メソアメリカにおける古代都市国家の起源』
などがあります。

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テオティワカンの地下トンネル

世界遺産テオティワカン遺跡はメキシコの首都メキシコシティから北東に約40kmの所にあります。
 
 

テオティワカンは中央アメリカのほぼ中心に興った古代都市で東ではマヤ文明が栄えていた時代です。
どうやら最盛期の人口は15万とも言われ、当時ローマと並ぶ世界屈指の大都市だったそうです。

テオティワカンの南北を貫く大通りに、「月のピラミッド」、「太陽のピラミッド」、「ケツァルコアトルのピラミッド」といった3つの巨大ピラミッドが配置されています。

 
 

神々の石造が至る所にあるため特別な場所だったのでしょうか、これらのピラミッドには未解明の大きな謎がたくさんあります。

 
 
何の目的で誰が作ったものなのか全く分かっていないのでが、その謎が解けるかもしれないと期待されているのが、杉山三郎教授たちが進められている古代トンネルの発掘です。
 
 

2003年の大雨の後、地面に深い穴が開いたことがきっかけで、古代トンネルが見つかりました。

2009年から本格的な発掘調査が始まり、古代トンネルがピラミッドに向かって真っ直ぐ伸びていたことが解明されました。

トンネルは十字架のような形をしていて、精密な測量を行った結果、十字の交差している地点はピラミッドの中心の真下だったんです。

 
 

トンネルの十字とピラミットの頂点は正確に一致しているという驚くべき地下空間の詳細が次第に明らかになったんですね。
 
 
2014年3月にトンネルの発掘現場で、トンネルの先端で石造が発見されたのです。

石造は緑色の滑らかな石で出来ていたのですが、緑は神聖な場所に使われる色だと分かっています。
 
 

この古代トンネルの発掘は、メキシコの国家プロジェクトとして行われ、考古学者セルヒオ・ゴメスさんが率いています。

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文明はなぜ生まれた?古代のミステリー

古代文明の象徴と言われるピラミッドの成り立ちは、エジプトなどの四大文明だと、まず大きな川の側の肥沃な土地に人々が定住し、同時に農業が始まっていくんです。

その後、人口が増え、町ができ、そこに権力者・王が生まれます。

そうした結果、その権威の象徴としてピラミッドが造られたと考えられてきました。
社会が成熟し文明が生まれた結果として巨大な建造物が造られたという説です。

 
 
ところが、杉山三郎教授が唱えたテオティワカンの仮説は全く異なります。
 
 

まず最初に暦などの役割を持ったピラミッドが造られ、人々がそれに引き寄せられるように集まり町が大きくなって文明が発達したというのです。
 
 
実は、四大文明とは異なる文明誕生のパターンは、世界各地で発見されていて、

1万年以上前のトルコ・ギョベックリ・テペ遺跡は農業すら始まっていなかった時代に大規模な建造物が造られています。

3000年前のペルー・パコパンパ遺跡は都市が生まれる前に巨大な神殿が造られていたことが分かっています。

こうした新しい文明発達の形はなぜ生まれたのでしょうか?

ケンブリッジ大学のコリン・レンフルー博士は、自然の仕組みを知りたいという人々の欲求、そこから文明が始まったのだと考えています。

テオティワンの始まりもそのパターンとされているんですね。

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杉山三郎教授のこれまでの研究

30年以上前からテオティワカンの調査を続けている考古学者の杉山三郎教授は、町の構造から2つのピラミッドの謎を解き明かそうとしてきました。
 
 
杉山三郎教授の調査によると、かつて町は約5km四方に広がっていて、大通り沿いの建物は赤く塗られ方向を厳密にそろえて配置されていたことが分かっています。
 
 
整然と並んだピラミッドの上には神殿が建ち、郊外に住んでいた人たちを集めて儀式が行われていたと考えられています。

2つのピラミッドの配置には不思議な仕掛けがあって、1年で、4月29日と8月12日の2回、ピラミッドの西の正面に太陽が沈むのですが、それは雨期と乾期が始まるタイミングにピタリと一致するのです。
 
 
杉山三郎教授は2つのピラミッドを詳細に調べた結果、他にも雨期と乾期を示す仕組みがあることを突き止めました。
 
 
測量によって当時の長さの単位を割り出し、ピラミッドを測ると月のピラミッドの一辺は105単位、太陽のピラミッドは260単位で、これも雨期と乾期の日数と一致していたのです。
 
 
トウモロコシの栽培で暮らしていたテオティワカンの古代人にとって種蒔きの時期を決める雨期と乾期の始まりを知ることは極めて重要なことだったのでしょう。

杉山三郎教授は2つのピラミッドはこうした情報を伝える暦だったのではないかと考えています。
 
 

さらに最も古い月のピラミッドについて杉山三郎教授はテオティワカンの起源に関わる事実を発見しました。

ピラミッドの内部から別のピラミッドの一部を見つけたのです。
初めから巨大なピラミッドが造られたのではなく、最初は小さなものが作られ7回の増築を繰り返し300年かけて大きくなっていたのです。

最初のピラミッドが建てられたのは1世紀頃で調査の結果、周りに町が作られるより前に造られていたことが判明しました。
 
 
このようにして、ピラミッドといったものが、単なる王の権威を示す建造物ではなく、人々の暮らしと相まっていて、しかも長い年月をかけ増築を繰り返してきた事実。

古代文明テオティワカンの発展してきた経緯が、杉山三郎教授らによって解き明かされていく様はまさにロマンです。

今後も更なる事実の発見がなされていくことでしょうが、神秘に包まれた謎が解明されていく様はとても興味深いものです。

杉山三郎教授のご活躍と新たなる事実の発表が楽しみですね。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。


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