WBCイスラエルのメンバーはメジャーで主力!トップ通過で侍と15日対戦!

WBC2017で初出場イスラエルの強さが際立っていますね。
初戦で強豪の台湾チームを大差で撃破すると、そのまま韓国、オランダも降し1次リーグA組をなんと1位で通過し、2次リーグ進出を決めた。
イスラエル、1次リーグA組3試合の結果
韓国 1-2 イスラエル
イスラエル 4-2 オランダ
台湾戦で20安打を浴びせ圧勝するも後半の緩みも全くありません!
WBCではD組のコロンビアとともに初出場のイスラエルですが、いったいイスラエルの強さの原動力は何なんでしょうか?
驚異の快進撃を見せるイスラエルは、侍ジャパンと2次ラウンド(プールE)東京ドームで3月15日(木)19時から対戦することになります。
イスラエルはそもそも野球とは縁遠い中東の国なので今回の快進撃が不思議でなりません!
そこで、今回はこのイスラエルの野球が強くなったのか?イスラエルのWBC代表メンバーについて調べてみます。
イスラエルの野球事情
イスラエルの本戦出場は初めてだけに、WBC開幕前の下馬評は低かったのです。
イスラエルにおける野球の歴史は1927年ごろに米国からの移民が伝えた始まったと言われ、非常に古い歴史をもっていました。
ところが、いかんせん野球が根付く文化があまりなかったようで、イスラエルにおける野球人口が5000人にも満たないほどです。
国内にプロリーグはあるが、2007年に始まったばかりで、イスラエルの野球の世界ランキング41位で参加16チーム中最下位なんです。
なので、全く野球が強い国とは言えず、欧州の野球選手権でも2004年、2008年と敗退しています。
したがって、国内リーグのレベルも欧州選手権の成績であまり良い成績を残せていないことからしても、レベルは驚くほどは高くない事が簡単に予想できますね。
しかも、年間の試合数も40数試合ということで、これは日本の高校野球の強豪校の練習試合の数よりも少ないです。
ところが今回のWBC予選では前回のWBCで本大会に進出したブラジル、イギリス、パキスタンと同組で対戦し、初戦で古豪イギリスに5-2で勝利しました。
そして、準決勝では前回本大会出場のイギリス相手に1-0で勝利して決勝に進出します。
決勝では敗者復活で上がってきたイギリスを再び9-1で一蹴し初の本大会進出を決めました。
予選大会ではマイナーリーガーや元メジャーリーガーが中心となりましたが、本戦でメジャーリーガー
イスラエルのメンバーはアメリカ人だった?
このよう野球人材基盤に乏しいイスラエルが突如強豪化した要因はそのメンバー構成にありました。
調べてみると、実はWBCイスラエルの代表選手は28名中1人のみがイスラエル野球協定に所属している選手で、他の選手はユダヤ系のアメリカ人でした。
しかもそのアメリカ人メンバーのほとんどがメジャーリーガーで、しかも優秀な成績を収めている選手が複数いたんです。
WBCのような世界大会で母国以外の選手でチームを構成できると頃が不思議ですが、出場要件は別にその国籍を有するものでもなく、父母のどちらかがその当該の国籍を有すればその国の代表として出場できると言う規定のようです。
もともと、本国イスラエルは野球人口が5000人にも満たないため、アメリカのユダヤ系の選手を集めてイスラエル代表にしたようです。
つまり、イスラエルチームは中身がメジャーリーガーだったりということですね。
これがイスラエルの強さの要因で、第二のアメリカチームではないですか。
イスラエルはメジャーのオールスターチームだった
今回のイスラエルWBC代表メンバーが凄まじい面々だった。
メッツのタイ・ケリー外野手を筆頭にMLB傘下選手が11人入っています。
ユーティリティープレイヤーとして活躍するバランス型内外野手。
守備位置は2009年から2011年はサード、2012年はセカンド、2013年はセカンド兼サード、2014年はセカンド、2015年・2016年はレフトで、ピッチャー・ファースト・ショート・センター・ライトでの出場経験もわずかにあります。
レッドソックスのリリーバーとして2013年の世界一にも貢献したクレイグ・ブレスロウ投手はその経歴が取り上げられており、名門大学イェール大出身で生物物理学と生化学の学位を持つことが紹介されています。
2013年にMLB公式サイトで「野球界で最も優秀な男」という特集記事も組まれた秀才としても知られています。
ジェイソン・マーキーという投手はメジャー通算で124勝を積み重ねていてエース級の活躍をしていたレベルの投手です。
高い長打力で活躍する強打型内野手。
守備位置はファーストで、ライトやピッチャーでの出場経験もわずかにあるようですね。
2010年にメジャーで一塁手のレギュラーになり19本塁打を打つ。
父は元ヤクルトのロン・デービス投手。
ファーストがニューヨーク・ヤンキースのアイク・デービス。
セカンドにタイガースのイアン・キンズラー、
サードがオークランド・アスレチックスのダニー・バレンシア、
ショートがヒューストン・アストロズのアレックス・ブレーグマン。
レフトがブリュワーズのライアン・ブラウン、
センターがブルージェイズのケビン・ピラー、
センターは予選にも出場したブルージェイズ傘下のライアン・ラバーンウェイ
とセンターを除いてメジャーリーガーで固めることが可能です。
この中ではメジャーを代表するセカンドのイアン・キンズラーが注目です。
2016年シーズンは153試合に出場し、打率.288、28本塁打、83打点、14盗塁という好成績を残しました。
34歳というベテランながら俊足は健在であるほか、守備に就いた151試合でも9失策という堅守を見せたメジャー屈指のセカンドです。
また、主砲として期待されるのがライアン・ブラウンです。
2016年シーズンは135試合と往年のようにフル出場とはいかなかったものの、
打率.305、30本塁打、91打点、16盗塁、OPS.903と33歳のベテランながら走攻守3拍子揃った成績を残しました。
イスラエルの代表メンバー一覧
投打に米メジャー経験者をそろえたイスラエル、今大会の台風の目となるかもしれない
名前 | ポジション | 所属球団 |
---|---|---|
D.アクセルロッド | 投手 | ニューオーリンズ・ベビーケークス |
C.ベーカー | 投手 | スプリングフィールド・カージナルス |
J.ブレイク | 投手 | レディング・ファイティン・フィルズ |
D.ブラワ | 投手 | ミシシッピ・ブレーブス |
G.クレーマー | 投手 | レキシントン・レジェンズ |
T.ヘロン | 投手 | ビンガムトン・メッツ |
J.ケイリシュ | 投手 | ウィルミントン・ブルーロックス |
A.カッツ | 投手 | ウィンストンセーラム・ダッシュ5 |
D.クレーマー | 投手 | グレートレイクス・ルーンズ |
S.リペツ | 投手 | イスラエル野球協会 |
J.マーキー | 投手 | シンシナティ・レッズ |
T.ニーマン | 投手 | モデスト・ナッツ |
R.オーラン | 投手 | ポトマック・ナショナルズ |
Z.ソーントン | 投手 | ラスベガス・フィフティワンズ |
J.ワグマン | 投手 | ストックトン・ポーツ |
J.ザイド | 投手 | ラスベガス・フィフティワンズ |
R.ラバンウエー | 捕手 | ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツ |
N.リックルズ | 捕手 | ハリスバーグ・セネターズ |
S.バーチャム | 内野手 | アッシュビル・ツーリスツ |
I.デービス | 内野手 | スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダース |
C.デッカー | 内野手 | ポートランド・シードッグス |
N.フレイマン | 内野手 | ポートランド・シードッグス |
T.ケリー | 内野手 | ニューヨーク・メッツ |
T.クリーガー | 内野手 | リンチバーグ・ヒルキャッツ |
Z.ボレンスタイン | 外野手 | リノ・エーシズ |
B.ガイレン | 外野手 | ランカスター・バーンストーマーズ |
S.フルド | 外野手 | オークランド・アスレチックス |
M.マイヤーズ | 外野手 | セイラム・レッドソックス |
R.ブライアー | 投手※ | ニューヨーク・ヤンキース |
C.ブレスロー | 投手※ | マイアミ・マーリンズ |
S.フェルドマン | 投手※ | トロント・ブルージェイズ |
J.フィッシュマン | 投手※ | ブルーフィールド・オリオールズ |
B.ゴールドバーグ | 投手※ | シャーロット・ナイツ |
K.コプラブ | 投手※ | レイクウッド・ブルークロウズ |
J.レーキンド | 投手※ | アルトゥーナ・カーブ |
R.シェリフ | 投手※ | メンフィス・レッドバーズ |
J.ウェインスタイン | 監督 |